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ジカンシホン

時間は資本です。時間管理大好き。

「必要」と「願望」を区別する。やりたい仕事ではなく「やらないと困る仕事」に全力を注ごう!

時間管理の理論

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時間管理を突き詰めて、多くの仕事こなせばこなすほど・・、また、時間管理を行いなんとか余暇の時間を確保すればするほど、なんとなく落ち着かない気持ちにさせられてしまっている自分に気づきました。時間を管理して達成感や満足感を味わうことこそが目標なのに(限られた時間を有意義に使うことこそが幸せになる究極の方法 - ジカンシホン)、やればやるほど、追われたような気持になるのであれば本末転倒です。何かが間違っているような気がしました。

そこで思い起こしたのが、タイムマネジメント研修で学んだ「必要」と「願望」を区別する考え方です。
yoshinorihara.hateblo.jp

「必要」と「願望」の違い

今、目の前にある仕事が「必要」なのか「願望」なのかが分からなければ、時間管理はもろ刃の剣となります。「願望」は無限です。ということは「やりたい」と思う仕事を追求していけば、いつまでたっても未完了が続くということです。そもそも仕事というものは「必要」だからやるもので「願望」を満たすためのものではありません。「願望」は趣味レベルにとどめないと食いつくされるのが人間の弱みです。ここに仕事中毒になってしまう罠があります。私もそうです。

カギは「必要」と「願望」の違いに気が付くことです。

「必要」とは「不可欠」ということ

「不可欠。むかし学校で習った漢文のレ点をつけて読み下すと、欠くべからず、となります。」 漢文かぁ、懐かしい響きだな。レ点とか。日常会話ではまず出てこないもんな。 「欠けてはならない、欠けると困る。まさに、いま黒川さんが発表された通り、それ以下になったら困るという水準です。」 そう言って、先ほどの不可欠という言葉の下に、 『それがなかったらどうなるか?』 『それをしなかったらどうなるか?』


「この定義を当てはめると、私たちが必要性を判断するときに考えるべきこと、言語化すべきことは、それをやったらどうなるかではなく、それをしなかったらどうなるかということになります。物の購入を考えるときにも、それがあったらではなく、それがなかったらどうなるかを考える。それを考えたときに……」「それをやらないと、またはそれがないと目的や目標を達成できない。または狭義の問題、つまりクレームや納期遅れ、不良などのネガティブな事象が発生する。それが、必要という言葉の意味合いになります。」


引用:実践!タイムマネジメント研修: より少ない時間で、より高い成果を出すために Kindle版 坂本 健 (著) - ただの読書ログ(ヨシ・ノリハラ)

私たちがなすべき仕事は基本的に「しなかったらどうなるか?」と自問して、放っておけないことであるべきです。なぜなら、しなくても困らない、しなきゃしないで済む仕事や、誰かがやる仕事であれば、自分の貴重な資源を費やす価値が無いのです。あまりにドライな考え方のように思えますが、ここには、時間が限りある資源であるという、非常にシンプルな真実があります。何もかもコミットしていけば、何もやる時間が無くなってしまうのは当然のことなのです。

この仕事が「必要」かどうかを自問するにあたり、それをしないことで、

・どんな問題が
・どれくらい

発生するかを考えてみると良いようです。それがソコソコで許容できるリスクなら、それを「しない」という選択肢もあるということです。優先順位と比較される語で「劣後順位」という言葉があります。ドラッカーの著書に登場する言葉です。
参考:難しいのは優先順位ではなく劣後順位の決定だ。|3分間ドラッカー 「経営学の巨人」の名言・至言|ダイヤモンド・オンライン

劣後順位を、簡単に言えば「しないこと」を決めること。「すること」を決めることは「しないこと」を決めることでもあるのです。「必要」な仕事に関する考え方がしっかりマスターされていれば、劣後順位も優先順位も決められるようになるでしょう。

「願望」とは「あったらいいな」

「この、必要という言葉の対極として、私がよく紹介するのが『願望』という言葉です。それがなかったらどうなるか? と聞かれたときに、無くても特に問題は起きないけど、あったらこんなにいいことがある。あったらいいな。これが願望です。願望をすべて否定するわけではありませんが、優先順位ということを考えるならば、まず必要を満たすことが先でしょう。もし、そういう必要をすべて満たして、なお余力があるならば願望に手をつければいい。願望のために残業していては本末転倒となりますので、そこは費用対効果を考えて、きちんと判断しないと過剰品質に陥る可能性が高くなります。」


引用:実践!タイムマネジメント研修: より少ない時間で、より高い成果を出すために Kindle版 坂本 健 (著) - ただの読書ログ(ヨシ・ノリハラ)

「必要」と対照的な言葉に「願望」があります。「あったらいいな」「やりたい」という「願望」に属する仕事には限界がありません。自分の好きな分野の仕事を突き詰めていくときこそ、この罠があります。「必要」な仕事と「願望」が混じってしまうと、いつまでたってもその仕事を終わらせることができません。タイムマネジメント研修の言葉で言えば「過剰品質」。つまり「やりすぎ」なのです。

大事な仕事でも「やりすぎ」は勧められません。時間が無限にあり、すでに厭世的な生活を送っている芸術家であればよいのです。芸術家の多くは、当時の世に受け入れられませんでしたが、それはおそらく「過剰品質」だったからでしょう。「必要」な仕事をおざなりにして「願望」の仕事を追求した故に、完成度は高まりましたが、彼らが生きている間にその作品が認められることはありませんでした。こと、ビジネスで考えると、芸術家の生き方は美談にはなりません。こだわりがありすぎると、どれだけ仕事ができても、必要と無駄を分けて考えられない人とみなされること必至です。

そこで、自分が今取り組んでいる仕事を見直すことが「必要」です。

・これは本当に「必要」な仕事なのだろうか?
・もしかすると「願望」に属する仕事ではないだろうか?

目の前のことをめいっぱいやる

このようにして「必要」をしっかりあぶりだして初めて、目の前の仕事を全力で行う時間管理が生きてくるのです。そして、まあ、けっこう悲しい真実ではありますが、とにかく「必要」をこなしていくだけで「願望」の仕事を行う時間はほとんどないことに気づくのです。ということは「願望」の仕事を優先して、やりすぎている時、「必要」は放り出していることになりますね。

確かに痛いのですが、この真実から目を背けてはいけないと自戒します。

「能力を高める近道は、目先のことをめいっぱいやるだけです。仕事がよくできる人を目にすると、自分との差があまりにも離れすぎていて、気が遠くなり、あきらめてしまいがちです。しかし、目の前にどれだけできる人がいても気にする必要はありません。大事なのは、今自分がやるべきことをめいっぱい努力することです。すると、時間の価値が加速度的に上昇し、能力も向上していきます。」


引用;誰よりも短時間で、常に最高の成果を挙げる人の すごい! 時間管理術 (PHPビジネス新書) Kindle版 戸田 覚 (著) - ただの読書ログ(ヨシ・ノリハラ)

まとめ

どうして、これほど忙しいのだろうか?そして、どうしてこれほど満足感が無いのだろうか?ここに「必要」と「願望」のワナがあるということに気づかされました。今まで意識していなかったことだったので、違う角度から突然タックルを受けて、ひっ転んだような衝撃を受けましたが、時間管理の生き方を突き詰めていくためには必要な衝撃だったと思っています。

この考え方がマニャーナの法則のベースになっているのだと思います。単に仕事の先送りではなく「なすべき仕事」(必要)はそれほど多くないので、一日ごとに仕事は「完了」させられるということなんでしょうね。私は、未完了リストを見ながらいつもいつも焦った気持ちでいたのです。完全に間違っていました。
yoshinorihara.hateblo.jp

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