ヨシ・ノリハラ・ノート

ウェブライターのヨシ・ノリハラです。ライターとしてのお仕事に関係したことを書いています。

【書評】パワハラでつぶれないために!「クラッシャー上司」の生態を理解しよう。

クラッシャー上司 平気で部下を追い詰める人たち (PHP新書)

クラッシャー上司 平気で部下を追い詰める人たち (PHP新書)

●第一章 いったい彼らは何者か――クラッシャー上司の実態 
●第二章 クラッシャーの精神構造――未熟なデキるやつ. 
●第三章 クラッシャーを生む日本の会社――滅私奉公の時代の終わり 
●第四章 クラッシャー対策――その暴力から身を守るために

パワハラを引き起こす「クラッシャー上司」

スポーツ界では、パワハラ問題が取りだたされていますが、どんな会社でも組織でも、パワハラ問題は深刻です。大いに共感しながら読みました。私も過去に会社内で、クラッシャー上司に潰されかけた経験を持っているのですが、こういうときに大事なのは「あ、自分だけじゃないんだな」と気がつけることです。あとで考えると、明らかなパワハラを受けていても、自分を責めちゃうんですよね。

このような本を読んで、状況に埋没してしまわないように守ることは大切です。クラッシャー上司に接し続けていたあの頃は、身体中にジンマシンできましたもんね。でも「僕が悪いんだ」と思い込んでいました。閉じられた環境(職場)で、パワハラ全開のクラッシャー上司から逃れらず、ぐるぐるネガティブ思考が回り出すと本当に危険です。うつになる一歩手前だったんじゃないかな!と。

パワハラを引き起こすクラッシャー上司を「理解」する

クラッシャー上司のほとんどが、今で言う「発達障害」なのだろうと思います。発達障害本をたくさん読みますけど、本当にそう思います。

パワハラ被害を受けている被害者は試みに、発達障害児にどのように接したらよいかを調べるのもよい気がしました。著者も、最後には「泣きわめく赤ちゃんをあやす」つもりで、クラッシャー上司に対応することを勧めています。クラッシャー上司は「精神障害」とまでは行かないので、異常者として裁くことはできませんが、彼らを変えるのは不可能です。そうであれば、こちらのコントロール感を失ってはならないことがマストです。

私は基本的に人を信じやすいほうでしたが、クラッシャー上司に出会ったおかげで、いくぶん、用心深くなりました。そうやって人は成長していくのだと思いたいです。願わくば、気がつくと自分がクラッシャーにならないようにしたいものですね。

こんな本もありました・・・

食人上司男衾課長 第1話

食人上司男衾課長 第1話

このマンガには「クラッシャー上司」を書いた松崎さん(著者)のコメントも出ています。

「多くのクラッシャー本人は「クラッシャー上司」を読んで、「こういうやつ、いますよね、先生~」って私に言ってきます。「自分は違うけど、こういうやついるよね-」って。自分がクラッシャーだと気づいていないのです。それは著書のなかでも書いたのですが、彼らには自覚がありません。」

ものすごいわかる気がします。そして、それを許してしまう職場環境に病理の根がありますよね。ビジネスコミックホラーというジャンルのようですが、どうも、リアルすぎて気持ち悪かったです。今、病んでいる人は読まないほうがよいかもしれません。

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